「こ・ん・に・ち・わ~」
「読む人の時間によって、違うだろ!!」(by 錦鯉 渡辺)
冗談はさておき、、、
どこに置くの?😛
って先に進まんな・・・😅
毎度毎度すみません🙇♀
気を取り直して先に進みます~😃
今回は、「信用取引の活用②(塩漬けを防ぐために活用する)」について書きたいと思います。
(損切りがなかなかできない株初心者の方に読んでほしい内容になっています。)
※前回同様、簡単に説明するために「(買い方)金利」など細かい点は省略しますので、信用取引について興味をもった人がいたら、一度詳しく調べてみてください。
以前に、「リスクヘッジとしての信用取引取引(信用売り)」について、書きました。
そちらについては、こちらをご覧ください↓
『リスクヘッジとしての信用取引』
~はじめに~今回の話しでは、「信用取引をリスクヘッジとしての使い方」を簡単に説明するために、「貸株料」などなど細かい点は省略しています。今回のブログを読んで…
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ameblo.jp
前回書いた「信用取引の特徴」について簡単にまとめます。
・レバレッジをかけた取引ができ、ハイリスク・ハイリターンの取引ができる。※レバレッジはかけなくてもよい
・信用取引には、「信用買い」と「信用売り」があり、「買い→売り」「売り→買い」ができ、下落局面の相場でも収益機会がある。
この他に、
信用取引には、『制度信用』『一般信用(無制限・短期・日計(一日とも呼ばれます))』があり、一般信用(無制限)以外は、「返済期限がある」という特徴があります。
(「SBI証券HP」より)
「制度信用」では、新規建した日から6か月以内に返済する必要があります。
「一般信用」の返済期間は、
「日計り」で1日以内
「短期」で15日以内
「無制限」は返済に対する期限がありません。
「制度信用」は、取引所規定により決定されているのに対して、
「一般信用」は、証券会社によって証券会社ごとに自由に設定できます。
制度信用は、一般信用に比べると、「金利・貸株料が安い」「売建できる銘柄が多い」という特徴があります。
その他の、違いについては、↓をご覧ください。
今回は、「返済期間が決まっている」という特徴を利用します。
信用取引のレバレッジについては、以前書いたように
50万円の自己資本で、約3.3倍の166万までの(信用)取引が可能です。
これは、レバレッジ3.3倍(フルレバ)です。
50万円の自己資金で、100万円の(信用)取引であれば、レバレッジは2倍です。
50万円の自己資本で、50万円の(信用)取引であれば、レバレッジは1倍です。
この場合、レバレッジはかかっていないということになります。
今回説明する取引でも、レバレッジはかけずに行います。
前回は、リスクヘッジする目的で「信用売り(空売り)」を利用しましたが、今回は「信用買い」を使用します。
つまり、今回の取引では、レバレッジをかけずに「信用買い」を行います。
『現物取引では、売りから入ることができないから、「信用売り」を利用するのは分かるけど、買いなら現物取引でよくない?』
『信用買いは、金利とかかかるんだよね?レバレッジかけない信用買いに意味あるの?』
と思われるかもしれません。
はい、レバレッジをかけない信用買いにももちろん意味があります。
みなさんはこんな経験はありませんか?
株取引をやり始めた頃によく経験するのが、デイトレや短期的なキャピタルゲイン目的のトレードをしていて、1000円程度利益が出たら利確はすぐにするのに、1000円の損切りができず、株価が下げに下げ含み損が10000円😨になって、どうするもできずに塩漬け状態😭になった経験はありませんか?
配当がない銘柄であれば、「あー、なんでー1000円とのとき損切りできなかったんだろう😓。しゃあないほっとくか・・・」と思ってしかたなくホールド(言葉はホールドですが、ようは何もできないからほったらかし)したり、
配当がある銘柄であれば、「まあ、配当もあるし、持っておけばいいか。いつかは上がるでしょう」と思ってホールド(こちらもほったらかし(配当出るからまだいいほうですが😅))しています。
しばらくして、たまたまいいニュースが出てきて急騰し、「おー、ラッキー🤑」と思ってトントンのところで売ることができたというケースも中にはあると思います。
それを予期していたのであればいいのですが、予期していなければそれはたまたま運で上がっただけです。
「運でも上がったんだからいいじゃん」と思うかもしれません。
確かに、時には運も大事ですが、運に頼ったトレードでは、トータルとして勝ち続けることは難しいと思います。
塩漬けになる前に、しっかり損切りした方がいいと思います。
デイトレや短期的なキャピタルゲイン目的で行っているにも限らず、しばらく持っているということは、自分が思い描いていたシナリオと逆の方向にいっているからではないでしょうか?
少なくとも、自分が思っていたシナリオ通り(現物取引なので、値上がりすること)ではないということだと思います。
もし自分の思っていたシナリオ通り行かなかった場合は、長く持たずに損切りラインを決めておいてスパっと切るのが正解だと思います。
そして、次のトレードに移って利益を出した方がいいです。
しかし、株取引の初心者の方は、損切りできないという人が圧倒的に多いと思います。
一番の初心者あるあるではないでしょうかね?😅
「含み損あったら塩漬けして、ずっと上がるまで持っておけばいいんじゃない?」
答えは、『ノー』です!!
もともと長期保有しようといたのであればいいのですが、今回は、デイ・短期でトレードしようとしていたにも限らず、損切りできずに自分の意に反して保有(塩漬け)しているわけですから。
「塩漬け=戦略」ではなく「塩漬け=甘さ」です。
塩漬けしているということは、その金額を使って利益を得る機会を放棄しているとになります。
もし、しっかりと損切りできていれば、その資金を使って次のデイトレ・短期のトレードで利益を出すこともできたはずです。
これは、『機会損失』といわれます。
機会損失って?
あることが原因で「利益を得る機会を失った」ため生じた「損失」のことです。
現実に生じた「損失」ではないですが、「チャンスを逃した結果生じた損失」となります。
塩漬けしている期間が長ければ長いほど、その間に何回もデイ・短期トレードで回して利益を出せる機会を失うことになり、もったいないということです。
「そんなことはこっちもわかってるんだよ😤、でも・・・😥」
「わかっているけど、なかなかね・・・😓」
「損切りライン決めていたのに、いざ近くなったら、もしかしたら戻すんじゃないかと思って、逆指値を外してしまった・・・😭」
というため息交じり😞の声があちこちこら聞こえてきそうです。
はい、その気持ちとても分かります。
みなさん頭ではわかっているんです。
しかし、行動(損切り)できない。
損切りできないのは、心理学では『サンクコスト効果』の典型例といわれています。
株を始めた人の多くが経験することです。
本来であれば、下がっている株式は早めに売却したほうが良いのですが、そうすると(含み損ではなく)損失が確定してしまいます。
株を持ち続けていれば、損失は発生しない(含み損のままな)ので、そのまま下り坂の株式を持ち続けて、さらに損失を膨らませる結果になります。
サンクコスト効果とは
あるものに対し、時間や費用を投資し続けることが損失につながる可能性が高いのに、「もったいないから」と感じてやめられなくなってしまう現象のことです。
ほかにも、
パチンコをしていて、たくさんお金を入れたけど、大当たりをひけないときなど、負けたままその日やめてしまうと、それまでに賭けてきた資金が全てムダになったように感じます。
しかし、やめなければ、まだムダは確定していません。
「せめてプラスマイナスゼロまでは取り返したい」と思い、負けたままギャンブルを継続してして負けを大きくしてしまいます。
日常生活の生活の中にも、まだまだたくさん潜んでいます。
前置が長くなりましたが、
(いつもの悪いクセです😓)
つまり、『損切り』というのは、「頭では分かっているが、なかなか行動できないもの」です。
だったら、「強制的にするしかないよね」ってことなになります。
そこで、今回の返済期間のある「信用買い」をレバレッジをかけずに利用することになります。
信用買いは、返済期間があるため、いくら含み損があるから持っていたい(塩漬け)と思っても強制的に返済されます。
つまり、強制的に損切りができる(塩漬けできない)ことになります。
損切りできないというのは、心理的な要因が強く、頭では分かっているけど、損切りができずに損失が拡大していくので、強制的に損切りをすることで、損失を抑える効果が期待できます。
具体的には、
現物の代わりに信用買いでトレードを行うだけです。
売却のときは、現物と同じように指値(逆指値)を指しておきます。
「デイトレの場合」
一般信用(日計り)
→その日のうちに返済しないといけない
もしくは、
一般的信用(短期)買い
→15日後には返済しないとしないといけません
「短期トレードの場合」
一般的信用(短期)買い
→15日後には返済しないといけなません
もしくは、
制度取引信用買い
→6か月後には返済しないといけません
※一般的信用を取り扱っていない銘柄などもあるため、事前に確認が必要です。
↑これだと、一般的信用(短期)と制度信用ができるということです。
一般信用は状況によって変わりやすいので、行う前に確認が必要です。
これだけで、返却期間がある取引になるので、塩漬けできないトレードが完成します。
レバレッジなしでの信用買いのメリットは、
(レバレッジがかかっていないので、もちろん信用取引のハイリスクはありません。)
強制的に損切りできる(塩漬けしなくてすむ)。
だけでなく、保有し続けるためには買方金利を払わないといけません。
このため、銘柄選びの際や、保有を継続するか判断する際、現物でトレードするときよりも、より緊張感をもって銘柄を選ぶことになります。
このため、銘柄の選びの上達がはやくなります。
プロのトレーダーでも、チャート分析などを用いて、精度を上げることはできても、全てのトレードで利益を出すことはできません。
利益を最大限に伸ばし、損失を最小限に抑える『損小利大』で、トータルでプラスにするのが、プロのトレーダーです。
しかし、投資初心者や負けている人は、小さな利確を積み重ねているのに、小さな損切ができず、一回の大きな損失『損大利小』で、トータルマイナスになって後悔するというパターンが多いです。
もしくは損切りができずに含み損をかかえながら保有し続けている(塩漬け)という人は少なくありません。
株初心者の中には、「勝率はいいのに勝てない。なんでかな?」いう人がいると思いすが、まさにこれです。
トレード勝つためには、勝率ではありません。
何度も言いますが、「自分の思っていシナリオから外れたにも関わらず、損切りできないため持ち続けてしまうことに意味がありません。しっかりと損切りすべきです。」
株で負けている人のほとんどの人は、これができていません。
プロのトレーダーの精度よりも落ちてしまう一般の投資家であれば、損を出す機会が多いと思います。
では、「一般投資家は、投資でお金を増やすことはできないのか?」というとそうではありません。
精度の高いプロのトレーダーと比べると利益(リターン)率は劣りますが、正しく損切りができれば、デイトレ・短期トレードで利益を生み続けることは可能です。
「損切り」は、初心者が超えなければならない大きな壁の1つです。
まずは損切することに躊躇しなくなった時、常勝への扉が開いたといっても過言ではありません。
しかし、なかなか損切りができないのも事実です。
このため、強制的に塩漬けできないトレードとして、信用買いで行う方法を紹介しました。
これは、あくまでなかなか損切りできない株初心者向けのため、 何度かやってみて、損切りすることに抵抗がなくなってきたり、銘柄選びの精度が上がったら、普通の現物取引に戻してトレードしたほうがいいです。
「こういったやり方もあります」という紹介なので、やる・やらないはもちろん自由です。
ただ、いつも言ってるように「知っていてやらないか、知らないでやらないのか」は大きな違いがあると思っています。
最後に
以前も書きましたが、
『信用取引=悪』ではないということだけ知ってほしいです。
信用取引は、確かにレバレッジをかければ、ハイリスク・ハイリターンな取引も可能ですが、
以前に紹介したレバレッジをかけない信用売りでのリスクヘッジや、今回の塩漬け防止のための信用買いなど、信用取引も使い方によっては、リスクを緩和・予防する使い方もできると言うのだけは知っておいてほしいと思います。
(とくに、今回の「塩漬け防止のための信用買い」は株初心者にこそ試してほしいです。)
「信用取引は怖いもの」だというイメージで、食わず嫌い的に決めつけてしまってはとてももったいないと思います。
もし、これを読んで
『信用取引=悪』というイメージが少しでも和らいでくれれば、幸いです。
では!!よいトレードを😃
世界一やさしい株の信用取引の教科書1年生 再入門にも最適! [ ジョンシ
信用取引について② ~使いかたについて~

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